2−2、有期雇用契約リセット制への移行について
 
2012・8・26  木 村 吉 男


 私が有期雇用契約リセット制の実質的提唱者である柳川範 之教授(以下教授)と直接話をする機会を持ったのは、理論 計量経済学会(現日本経済学会)の或るセッションの終了後、 そのセッションで行われた教授の報告に、一寸した質問をし た時で、その際は、ばりばりの理論派(もっと言えば、数理 派)と言う印象を受けたが、現在では、バレンボイムやアシュ ケナ−ジ(両者とも世界的なピアニストとして名を成した後、 現在は、指揮者として活躍中)並みの成長を遂げられた事に先 ず、祝意と敬意を表したい。

 私は、この問題を、形式は如何でも良いから、望洋会のサ イトで採り上げてみてはと言った張本人であるのに、全く不 勉強で、週刊朝日の記事以外には、佐藤治君による国家戦略 会議・フロンテイア分科会報告書の要約と報告書へのコメン トしか読んで居ない為、多くを語る資格は無いが、以下では 、この提言の成否の鍵を握るであろう“学び直し”について 質問(と言うよりは、要望)をしてみたい。

 この“学び直し”を成功させる為には、現存の大学・大学 院や所謂専門学校の改編を含め、かなり大掛かりな教育・職 業訓練機関の改革が必要と思われるが、その具体例がコ−ネ ル大学のホテル大学院だけでは、如何にも淋しい。少なくと も、“学び直し”が有効に機能するには、上記の改革がどう実 施されるべきか?又どの程度の期間と費用を必要とするか? に関して、少々ラフでも良いから、改革の具体案とその費用 対効果分析が提示されないと、論議の対象にもなり難く、折 角の提案も画餅に帰する怖れ無しとはしない。少しでも速い 改革具体案とその費用対効果分析結果の公表が望まれる所以 である。










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